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吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の串揚げと店主

住みたい街ランキングに長年トップを走るだけあって、
雑誌やテレビで特集がよく組まれる街、吉祥寺。
紹介されてない店なんかないんじゃないかと思うくらいですが、
そんななかでも隙間をぬって穴場と呼ばれるお店があるのもまた事実。
今回紹介する店はその中でも穴場中の穴場じゃないかと思います。
雑誌に載らない吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の串揚げです。

いかんせん場所が悪い

そう、ジャンジャンは立地が非常に悪い。
駅から向かうにはガード下をまっすぐ西荻方面へ。
黒服のお兄さんが立ち並ぶ歓楽街をこえ、
家系ラーメン武蔵家のぷんぷん臭う豚骨臭をこえ、
最近なにかと話題のカフェ ゼノンをこえ、
さらにビッグエーのさきにジャンジャンはある。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の道のり

メガロスでふんふんやってる人たちが見えてきたらもう少し。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」のまだ道のり

ようやく暗い路地の先に明かりが見えてきた!
実は家に自転車で帰るときにたまたまこの道を通ってみつけたくらいなので、
普通に吉祥寺にくるだけの人ならまずたどり着かないと思います。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の店外。

駅から10分ほどで到着。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」のなかなかよさげな店構え

店構えはやっぱりいい感じなんだよな。
なんかとっても入りたくなる雰囲気がある。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の驚きの店先メニュー

店先にオススメメニューがあるのでとりあえずみてみる。
写真をよくみてほしい。

串物一本目からたこ焼きという心意気

なんて挑戦的でひかれるメッセージなんだ。
これはますます良店のにおいがしてくる。
パシャパシャ店外で写真を撮っていると
店主(テルさん)からよかったら中へどうぞーと声をかけられ
早速、店内へ。案外ひろいなと思いつつ一番奥に座る。
お姉さんグループが一つ先客で他は店主のみ。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の個性もあふれたメニュー

さっそくメニューを拝見。
レギュラー食材もなかなかの充実。
さりげなくきゅうりとか並んでたりするのがおもしろい。
ビールが450円というのもなかなか良心的。
とりあえず、ビールと適当に串揚げやらあれこれ注文。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の串揚げの食べ方

ふたたび、店内を見回す。
目の前には串揚げの食べ方。
二度付け禁止!山芋の衣!
なんかが、かかれてておもしろい。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の地酒と焼酎

地酒や焼酎もあり。
ちょっと前までは田酒もだしてたみたい。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」のコの字形カウンター

カウンターをコの字形にぐるっと囲んだ素敵な店づくり。
席数は20?いやもっとあるかな、けっこうある。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」のオススメ黒板

黒板には本日のオススメが書いてあって、
結構おもしろい食材が並んでる。
「おもち」とかすごい興味がある(すかさず頼んだ)。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の気取らない店内

なんかこう気取らない雰囲気が落ち着いててすごくいい。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」のよさげな店内

電球。
そしてところ狭しとはられたメニューの数々。
「厚焼玉子」なんてのも(すかさず頼んだ)。

こんな感じでパシャパシャ写真を撮っていると
テルさん(店主)が声をかけてきた。

「昔、写真やってたんですよ」

テルさんは左腕に綺麗な刺青がビシっと入っており、
どう考えても只者ではない雰囲気が漂っていた。
聞けば、アメリカに10年以上住んでいて、
バンド関係中心のフォトグラファーをやっていたとか。
自身もバンドをやっててかの有名なCBGBの舞台にもたったことがあるとのこと。
そこからなんでまた吉祥寺で串揚げをやろうと思ったのか?
そのいきさつの話がこれまたすごくおもしろく、この店にこの店主ありって感じがした。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の素敵な店主

そんな仕事中のテルさんを横からパシャ。
少ししかうつってませんが腕の刺青が綺麗ですね。

さてさて、
そうこうしてると、料理が届いてくる。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」のどて焼き

こちらはどて焼き(300円)。
味が濃いめでこりゃご飯に合いそうだと思ったら、
ちゃんとどて焼き丼とかいうのを用意していた(今度たべる)。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の串揚げ祭

お待ちかねの串揚げ!串揚げ!
ふっくらと仕上がってて見た目がコロコロしててかわいい。
テルさんが丁寧にどれがどれだか説明してくれたが
酔ってて、半分以上わからなかった笑。
これは色がこーだから、こっちは大きさがこーだからとか
どれがどれだーとかいいながらつつくのもまたヨシかなと。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」のにんにく串揚げ

こちらはニンニク。
なんでニンニクとかくさいのにあんなにうまいのか。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」でご機嫌なカブ氏

ししとうと旗とカブ氏(酔い気味)。
その日は東京事変のライブ帰りだったのでその時の旗です。

肝心の味はどれもこれもうまい。
テルさんが

「串揚げは衣を食べるものだと思うんです」

と語る通り、衣からうまい。
変り種ではお餅なんかが個人的ヒット!
まさか、こんなにマッチするとは思わなかった。
話では、くるめるものなら何でも揚げちゃいます。
といっていたので今後も変り種は増えそうな気がします。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」のしめのご飯

こちらはシメで食べた明太子ごはん。
明太子ごはんなんて不味いわけがない。

うん、どれもこれもうまいし雰囲気もいい。
店主もすごいいい人でおもしろく、とても人情派な人だった。
何より串揚げに対する向上心が半端なかったな。
これからどんどんがんばって長い店やりたいって気持ちが伝わった。

反面、商売っ気はほとんどないな、あの感じは笑。
いいものを素直にお客さんに提供しようという気持ちが
ぐっと伝わりました。

場所が少し悪いだけで何かしらのきっかけがあれば
すぐにヒットするお店だと思います。
基本、テルさん一人でまわしてる(お手伝いはお母さんだそう)ので
時間がかかってしまう場合もあるそうですが、
それはそれでまったりと楽しめる人なら十分楽しめるお店だと思います。

それに同席した女友達も言ってたんですが
ここは女の子一人でも余裕で入れる店でもあるかなと思います。
少しのれんがくぐりにくいかもしれませんが中はとても平和な雰囲気なので、
ようし、今日は一人で飲んじゃうぞ!ってときはぜひチャレンジしてみてくださいな。

いやーほんと個人的にすごい応援したくなるお店ですねー。
これからもすごいがんばってほしいです。

【オマケ】
吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の店主とカブ氏。馴染みスキルが自分でもすごいと思う。

テルさんとtwitterの話で盛り上がり、
あれこれと説明なんてしてしまいました。
アカウントは@jyan2ですので
よければフォローしてみてください。
まだ不慣れなようですが味あるツイートしてます。

星:★★★★(さらなる活躍を期待!)
店名:串かつ専門大衆酒場 ジャンジャン
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町1-38-1
頼んだもの:串揚げやらと酒(二人で5000円)
web:http://kitijoujijanjan.web.fc2.com/
タベログ:http://r.tabelog.com/tokyo/A1320/A132001/13031384/


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この手のお店は広めずにこっそりひっそり通いたいけど、
さすがに潰れたら困るので積極的に応援していきたいです。
ほんと商売っけないんだもんなあ、店主笑。

吉祥寺、「吉祥寺ジャンジャン」の串揚げと店主の基本情報

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